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エンジニアチーム:Index Exchangeマーケットプレイスの開発

当社のブログシリーズ「エンジニアチーム」では、アドテク業界における課題解決、業界の協働、そしてエクスチェンジの進化について、エンジニアリングチームのメンバーがどのように取り組んでいるのか、その舞台裏に迫ります。

今回は、Index Exchangeのシニアエンジニアリング リードマネージャーのアンドリュー・マルテル(Andrew Martel)が、当社のエンジニア達の技術革新とお客様のビジネス拡大を後押しするIndex Exchangeマーケットプレイスの開発方法について詳しくお話します。

Index Exchangeマーケットプレイスについて

Index Exchangeマーケットプレイスは、当社のアドエクスチェンジの既存の接続とインフラ上に構築されたオムニチャネル・キュレーションプラットフォームです。これにより、デジタル広告の購買に、信頼、簡便性、効率をもたらします。

当社のお客様には、メディア代理店、データプロバイダー、リテールメディア・ネットワークが存在し、現在は、キュレーションし、オーディエンスデータ、特別なインベントリ、キュレーション専門企業などの独自のビジネスの強みをまとめて提供できるようになりました。当社のAPIを介して、既存の接続や豊富なインベントリなど全てにアクセスできます。

全てをIndex Exchangeのインフラ上に構築したため、複雑な請求や支払い、メディア企業3,000社以上のサプライ接続の管理を効率的に実施しています。これにより、利用企業は、完全に自社でコントロール可能になり、大きな負担なく、独自のビジネスを大規模に拡大できます。また、当社のエンジニアチームが、ビジネス拡大を実現するために、重要な役割を果たします。

Index Exchangeマーケットプレイスの新機能を開発する方法

Index Exchangeマーケットプレイスは、プログラマティック取引をより効率化・簡易化させ、業界に大きな変化を起こしていますそれでは、当社のエンジニアチーム*がどのように新しい機能を開発するのか見ていきましょう。

Index管理画面の改善

マーケットプレイス利用企業は、様々な条件、メディア企業、場所、セグメント、デモグラフィックをターゲティング可能なマーケットプレイス・パッケージと呼ばれるディールを作成できます。このようなディールは、バイヤーとメディア企業をつなげることで、収益を生み出します。私たちは、同時に複数のメディア企業をターゲティングする新しいディールクラスをエクスチェンジに追加するため、以前の管理画面を再構築する必要がありました。

Angularを使い、さらに拡張可能な新しい管理画面を構築し、常に複数のディールクラス間でスムーズに作動するワークフローを作成しました。画面レイアウトのデザインシステムには共通のコンポーネント(要素)を使用し、UIに分かりやすいパターンが生まれるようにしています。これにより、ディールクラスの管理で学んだスキルが他のディールクラスやレポートなどの他の場面でも転用できる、一貫性のあるエクスペリエンスを実現できます。

また、管理画面全体で新しいディールクラスを継続的に開発することで、メディア企業は特定のインベントリを差別化し、より大きなリターンと市場の効果を高めることができます。

データプロバイダーを統合

開発中の新しい管理画面で、マーケットプレイス利用企業がサードパーティのデータまたは独自のデータを使用して独自のマーケットプレイスパッケージを作成できるよう、データプロバイダーとエクスチェンジの統合に取り組んでいます。カスタマイズや微調整が可能になることで、マーケットプレイス利用企業は、市場において可能な限り競争力を高められます。

Index Exchangeのエンジニアリング・リード・マネージャーであるEmma Wilson(エマ・ウィルソン)は、データ・プロバイダーが複雑なデータセットを当社のエクスチェンジに接続するためのプロセス作成を担当するチームを管理しています。「接続プロセスを簡易化し、プロバイダーが当社の技術要件を即時に実装し、オンボーディングできます。待機時間はほとんどなく、そこを誇りに思っています。」

当社のエクスチェンジを拡大

当社のリアルタイムに行われる統合とAPI上に構築する技術は、お客様による多くのイノベーションの機会を生み出します。独自のデータセットを当社のエクスチェンジとシームレスに統合することで、オークションプロセスを強化し、結果のフィードバックを即座に入手できます。このフィードバック・ループの迅速化により、市場の変化にすばやく対応し、最大限のメリットを得られます。

また、規模が拡大してもシステムが安定して作動することを保証する必要があるため、エンジニアリング・チームにやりがいのある仕事をもたらしています。

Index Exchangeのエンジニアリング リードマネージャーとして勤める、ジャスミート・サウニー(Jasmeet Sawhney)は、「Index Exchangeマーケットプレイスは、ほぼ10倍の規模に拡大しました。私たちは、競争の激しいデジタル・オークション環境において競争力を維持し、プラットフォームの規模が拡大しても、最適なエクスチェンジの効率性を維持するために、ディール有効化の所要時間を4ミリ秒以内に維持することを目指しています。挑戦しがいのある課題です。」と話しました。

私たちは、Index Exchangeのマーケットプレイスのバックエンドの大部分をKubernetesで稼働するGo言語を基にしたサービスで開発し、できるだけ多くのお客様に良い影響を与えられる機能の開発に取り組んでいます。

 アドテクの未来を築くチームの一員になりませんか?

ソフトウェアエンジニアや業界の専門家にとって、Index Exchangeマーケットプレイスはアドテクのエキサイティングな新境地であり、業界を前進させる新たな挑戦と機会を提供します。このプラットフォームの導入は、単なる技術的な進歩ではなく、プログラマティック取引の根本的な変化を意味します。当社と共に業界に変化を起こしたいエンジニアのご応募を常に受け入れています。

Index Exchangeでの働き方

*リンク先のページは英語です。

Andrew Martel

Andrew Martel

シニアエンジニアリング リードマネージャー

アンドリュー・マルテルは、Index Exchangeのシニアエンジニアリング リードマネージャーです。設計、開発、高いパフォーマンスを維持するフルスタックエンジニアのチームを率いています。彼の目標は、各エンジニアをどんな課題にも対処できる万能なエンジニアに成長させることです。Index Exchangeで、10年以上にわたる技術的、リーダーシップの経験を活かしています。

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