プログラマティックの未来について語る二人

プログラマティック広告の未来を乗り切るには

プログラマティック広告の未来は間違いなく、近ごろアドテク業界全体で見られた激震とも呼べる変遷によって形作られていくことでしょう。すなわち、プラットフォームの更新、アイデンティティにまつわる絶え間ない戦い、より厳格になる法規制、そして新たなコンテンツ消費の習慣などです。 新たなチャネルやデバイスは、進化を続ける機会をもたらしてくれます。昨年、当社が自社エクスチェンジインフラを完全に再構築した理由はここにあります。当社が今日のオムニチャネル環境のために、イノベーションを実現するためです。世界的に拡大を続ける法規制や急速な変化を遂げるプラットフォーム環境は、引き続き新規企業がこの業界に参入する障壁となっています。さらに、これまでになく一層関心を高めるデジタルコンテンツの消費者たちの存在により、私たちには毎年目まぐるしい進展が求められるようになっています。  これらすべての業界シフトはまた、オープンインターネットの重要性と独立系アドテク企業が市場にもたらす価値を裏付けるものです。Index Exchangeでは、すべての関係者が安心して取引できる環境となる、公正で効率的なマーケットプレイスへの当社の絶え間ない追求が、メディアオーナーとマーケター、そして消費者のメリットとなると考えます。  これらの変遷を乗り切る助けとなる人物に、The Trade Deskの創設者兼CEOであるジェフ・グリーン (Jeff Green ) 氏を置いて他にいるでしょうか。同氏はこの業界において最も先進的なビジョンを持った人物の一人です。同氏とIndex ExchangeのCEOアンドリュー・カサーレ (Andrew Casale)が、オムニチャネル環境がもたら機会をすべて最大限に活用する方法について討議しました。オンラインで開催された座談会「オムニチャネル環境におけるプログラマティックの未来」から、要点をご紹介しましょう。 プログラマティック広告のサプライチェーンにより効率的な規模の実現が必要な時代に  両氏の会話はまず、プログラマティック広告のサプライチェーンに注目することからはじまりました。プラットフォームの未来における主な課題は、規模ではないからです。重要なことは、プログラマティック広告の膨大な規模からもたらされるインサイトを解き放つことにより、サプライチェーンが可能な限り効率的、かつ効果的になることです。そのような概念の一つに、最適価格の策定があります。これは、メディアオーナーとバイヤーの間におけるトランザクションの価値に関し、さらなる透明性を創出することで適切な規模を実現するために重要となります。  価格策定への取り組みの一環として、The Trade Deskでは最近、「Global Placement …

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新しくなったIndex Exchangeブランドへようこそ:CMOのロリ・グードに聞く

新ブランドと、新たな最先端のエクスチェンジのお披露目から、Index Exchangeの全社員にとってわくわくするひと月が経ちました。私たちIndex Exchangeのブランドアイデンティティと、それがIndex Exchangeの進化をどう映しているのかを周知するため、弊社CMO、ロリ・グード(Lori Goode)にお話を伺いました。 CMOとして着任されて1年余り。ご自身の新たな役割としてIndexを選ばれたきっかけは、何だったのでしょうか。 Lori Goode(以下LG):Indexを選んだ理由はたくさんあります。まず、チームを構成している社員が、自分たちがやっていることを楽しみながら、同じビジョンに向かって団結して進んでいる、とても聡明で温かい人たちであることです。その多くは、Indexでの在社年数が長く、会社と成長をともにしてきた社員です。  私が着任した第二の理由は、この会社が本当に胸躍る進化の局面にあったからです。話をするたびに、Indexは大きな成長を遂げる臨界期にあることがわかりましたし、次のフェーズへの移行を支援する上で、私が影響を与え、価値を付加できると感じたのです。  着任時に、お願いしてもいないのに、業界関係者の方々から、Indexへの愛着がどれほどであるか、またIndexの一貫性の高さにどれほど敬意をもっているかなどのコメントを、多くいただきました。このことは私にとって大きな意味がありました。この会社の価値観と私自身の価値観、つまり、譲れない大事なことが一致していることが明確だったので、自分の決断か正しかったことを再認識できました。  Index Exchangeブランド評価への行程を直ちに開始されましたが、ブランド刷新の決定について教えてください。なぜ今だったのですか。 LG: マーケティング役として入社するにあたり、私は会社の自社イメージの打ち出し方を観察していました。そこで、私が面談した人々の個性と、ブランドの個性がほぼ一致していないことに気が付きました。  たとえば、ウェブサイトは洗練されておりプロフェッショナルでしたが、アドテク企業ではなく、金融企業寄りであるように感じました。私が面談したIndexの社員はとても温かく、人を惹きつけるものがあり謙虚でしたが、そのことがブランドを通じて必ずしも表に出ていませんでした。これが、そろそろ刷新の時だという最初のサインのひとつでした。  時とともに、会社が実施してきたあらゆる事業投資に目を通しました。会社を次の成長段階に導くために、私たちはリーダーシップを拡大し、強力なチームを構築しているところでした。また、製品に投資しており、新たなチャネルや広告フォーマットへの拡大のため、エクスチェンジをゼロから構築し直しているところでもありました。  私たちが理解していたIndexが目指す方向性については、強力なビジョンがありましたが、私たちはそのことを社外で伝えていませんでした。私がIndexブランドの刷新を提案したとき、経営陣は非常に好意的で、この会社を次の成長段階にどのように移行させるかを示す好機だと感じました。  どこから始められましたか。 LG: ブランドの基盤であるミッションとビジョン、私たちの目的を定義するものの評価から始めました。既存のミッションとビジョンは、私たちが実際に見たIndexの未来に的確に表れていないようだと判断しました。  …

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