引き続き機械学習への投資と技術部門の急拡大を図る
Index Exchange Inc.は、ベルリンを拠点とし、機械学習技術を用いた、高度なトラフィックフィルタリング、および最適化機能の専門企業であるRivr Technologies GmbH（以下、Rivr） を事業買収したことを発表しました。当社にとって初となるこの買収により、毎日DSPに送信される数百億の入札リクエストの最適化とキュレーションという、業界最大の技術的課題への取り組みが加速されます。
Index ExchangeとRivrは、両チームの才能と技術を集結させ、統合したひとつの機械学習と最適化のチーム、およびプラットフォームとして運営します。Rivrの研究開発エンジニアチームは、Index Exchangeの機械学習・最適化エンジニアリング副部長である エラン・ウダッシン（Eran Udassin）の指揮のもと、Index Exchangeのエンジニアリング部門に加わります。ウダッシンは、以前はRivrの研究開発部長を務めていました。ウダッシンは、Index Exchangeの最高技術責任者であるレイ・ガーンバリ（Ray Ghanbari）の直属の部下となります。RivrのCEO兼共同設立者である ジェフ・ヴァン・エデ（Jeff van Ede）を含む商業チームのメンバーは、円滑な移行を図るため、暫定的にIndex Exchangeに参加する予定です。この買収の金銭的条件は非公開です。
「Rivrが加わったことで、当社は、機械学習を活用した高度な最適化を業界に提供し、お客様の効率を高め、より良い結果を導くことができる、特別な存在となりました」とガンバーリは述べています。「両チームは、機械学習を活用してメディアオーナーやバイヤーに多くの情報を提供し、効率的なキャンペーンを可能にするソリューションを構築するという同じビジョンと、深い情熱を共有しています。このコラボレーションは、アドテクの未来を形作るための革新に対する当社の専心と、コミットメントを証明するものです。」
Rivrの中核的なトラフィックシェーピングソリューションと、毎日2700億件以上、毎秒300万件以上のスロットリクエストを処理している、Index Exchangeの最近再構築されたエクスチェンジを組み合わせることで、エクスチェンジ全体の自動化と効率化がさらに加速し、お客様に大きな価値をもたらすことができるようになります。レイ・ガンバーリは、2021年末に就任して以来、技術部門の運用に注力し、さらに信頼性と効率性の高いエコシステムへの道筋付けを目指して、Index Exchangeの機械学習能力の構築を続けています。
「Index Exchangeは、エンジニアリングを第一に考え、業界の課題に最大規模で取り組む最前線の企業です」とウダッシンは述べています。「私たちの技術に対する熱い思いと、戦略的に呼応する会社の一員となれることを嬉しく思いますし、社内でプログラマティックの境界線を広げていくことを楽しみにしています。」
Index Exchangeは、さらに、主任技術者にジョシュ・プリズモン（Josh Prismon）、品質・納期副部長にブルック・トレビーノ（Brooke Trevino）を採用し、北米以外で初めてのエンジニアリング拠点をインドのベンガルールに開設したことを発表しました。プリズモンはコロラド州、トレビーノはカリフォルニア州を拠点とし、両者ともガンバーリの直属の部下となります。会社は技術組織を急速に拡大し続けており、既存のカナダのトロント、キッチナー、モントリオール、米国に加え、ドイツとインドにも新しいテクノロジー・センター・オブ・エクセレンスが加わりました。
